さて、ここまでやってきました。もう側面の蓋を閉めれば見た目的には「PC」ですよね!
どうですか?PCらしくなってきましたよね?
まずはこの右下の部分から初めていきましょう。
ここにはPCケースに付いてある電源スイッチやリセットスイッチ、電源ランプやHD(ハードディスク)アクセスランプ、USB等の配線を接続したり、
HDや光学ドライブのデータケーブルを接続したり、USBやカードリーダー等の配線を接続します。
これは電源SWやアクセスランプ等を接続する時に、各種スイッチをひとまとめにできる「Q-Connector」が付属していましたので、今回はこちらを使用します。
最近はこういうのがあって便利ですが、昔は無かったのでマザーボードに一つひとつ繋いでいました。
こういった配線を探してみて下さい。
この写真でスイッチやランプから出てきている配線って事がこれで分かって頂けるかと思います。
こちらがその配線です。上から順に、電源SW・リセットSW・HDアクセスLED・電源LEDの配線です。
また同じく、今度はオーディオやUSB等の配線も探して見つけ出して下さい。
左から順に、IEEE1394・USB・マザーボードエラー用スピーカー・オーディオの配線です。
先ほど説明しました「Q-Connector」を使って配線した写真です。もうQ-Connectorに略称とはいえ、記載してあるからわざわざ見る必要性はありませんが、
各種配線の接続方法はマザーボードの取扱説明書に記載されてあります。
ちなみにこちらが表の写真。
これが裏の写真。コネクタの向きだけ注意して下さいね。基本的にカラー配線の方がプラスです。
そしてこれをマザーボードに挿します。少し前はQ-Connectorが無かったので、マザーボードに直接挿していました。こんな狭くて手が入りにくい場所に。
ラジオペンチを使って挿し込んでいました。Q-Connectorを使っても、ラジオペンチがあった方が挿しやすいかな?
Q-Connectorだけではなく、USBや1394も挿し込みます。マザーボードに記載されてあると思いますが、これも勿論取扱説明書に挿す場所が記載されてあります。
そして少し場所は違いますが、オーディオを挿しこみます。マザーボードの取扱説明書を参照しましょう。
ちなみにこの時、コネクタが「HD Audio」と「AC'97」の2種類あると思いますが、何も考えずにHD Audioの方を挿しこみましょう。
※詳しい説明は省きますが、AC'97の後継規格がHD Audio(High Definition Audio)ですので、よっぽど古いマザーボードでない限りはHD Audioを選択して下さい。
S-ATA(シリアルATA)ケーブルです。これはHD(ハードディスク)や光学ドライブのデータ用のケーブルです。
先端部が違うものがありますが、特に使い分けする必要性は無いので、配線の引き回しの際にどちらが良いか、自分の好みで選択して下さい。
こういった形で接続します。L字型になっているのが分かると思いますので、ちゃんと向きを確認して配線して下さい。
ケース裏側に外付けHD等を接続するための差込口部分を取り付けている写真です。「外付けHDってUSBじゃないの?」と思いの方もいるかもしれません。
これはeSATAといって、転送速度が最高で150MB/sの通信速度を誇ります。これまでのUSB2.0では最高で60MB/sしか出ず、ハードディスクそのものが100MB/s以上で
読み書き出来るのに接続ケーブルの部分でスピードが殺されていました。それを殺さずにちゃんと速い転送速度を出せるようになったのがeSATAなのです。
少し説明が入りましたが、もし使用されるのであれば、取り付ける事をお勧めしますが、絶対必要なパーツではありませんのでご自由に。
そしてHDや光学ドライブ、eSATAのケーブルをマザーボードへ挿しこみます。
そしてその少し下の部分に、USBと同じく、カードリーダーの配線を挿しこみます。
データケーブルを配線完了した所で、次は各種ハードウェアを動かすための「電源」部分の配線をしましょう。
当然、いくらデータケーブルでマザーボードと繋いだ所で、電気が無ければ動きませんしね(^_^;
次はこの2箇所を接続します。CPU用電源とマザーボード用電源の配線です。
こちらは20pin+4pinケーブル。マザーボード用の電源ケーブルです。古いマザーボードは20pinなので、古いのにも対応出来るように20と4で分かれていますが、
今はもう大抵24pinなので、写真のようにくっつけます。
そしてこちらが4pin+4pinケーブル。先程の24pinと同様、マザーボードに配線するケーブルなのですが、電源供給先はCPUとなります。
これも古いマザーボードは4pinでしたが、最近のマザーボードは8pinです。
そして24pinを接続。
そして8pinを接続。
これでマザーボードとCPUに電気が供給されます。
お次はビデオカード(グラボ)用の電源ケーブルです。
最近はビデオカードにも電気ケーブルが必要なものが出てきました。
ビデオカード用6pinを接続。
次はビデオカードについてありますデジタル音声信号線を接続します。
これがその配線となります。ビデオカードに付属していると思われます。
こちらがビデオカード側の差込口です。
そして左がマザーボード側、右がビデオカード側を接続した状態です。
続いてはコチラ。ドライブ類の電源ケーブルです。
①【4ピンペリフェラルコネクタ】は、簡単に説明すると③の旧式コネクタだと思って頂ければと思います。
主に光学ドライブやハードディスクドライブの電源供給するためのコネクタです。
②【FDDコネクタ】はそのとおり、フロッピーディスクのコネクタです。もう最近ではそもそもFD自体使わなくなってきましたので
出番もなかなか無いかと思います。
③【SATAコネクタ】ですが、こちらが①の新型コネクタです。L字の形になってるのが特徴ですね。もう最近はこのコネクタが主流となってます。
そしてこちらが光学(DVD)ドライブに装着した状態。最初の方にデータ用の赤いケーブルは刺したのを覚えてるでしょうか?
これで電力も供給され、データのやりとりも出来ますね。
そしてこちらがハードディスクに装着した状態。光学ドライブとなんら変わらないですね。
これで最後です。ケースファンの電源供給をしてあげましょう。
こんな形になってますので、逆に刺す心配もありませんね。
そして迷う事なく挿しこみ・・・
お疲れ様でしたっ!!
これで全てのケーブルが挿しこみ終えたかと思います。
選んだパーツによって、ケースファンが複数個あったりすると思いますし、それ以外にも色々細かい部分で変わってくるとは思いますが、
殆ど同じかと思います。
さて、お次はケースの外側の配線をつなぎましょう。
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